みみんちゃんいるまこども園のシンボルマーク
このシンボルマークには、子どもたち自身の「気づき」や「個性のめばえ」、そして無限の可能性を秘めた「ふたば」が意味づけられています。
そのふたばを育む地面には「家庭」「地域」「こども園」を意味する3つの丸がお顔のように配置され、一人ひとりの子どもたちを表現しています。
更に、その躍動を「家庭」「地域」「こども園」の3つの楕円が支え、子どもたちの心身の成長を応援しています。
このような願いを込めて、平成15年6月11日にこのシンボルマークが誕生しました。
その後、子どもたちが「みみんちゃん」と名付け、現在に至っています。
見守る保育Fujimori Method
当法人は昭和33年に端を発し、昭和46年に社会福祉法人として認可を受けました。小学校にならい、4月1日を境にクラス編成し、保育士主導の担任制一斉保育をおこなってきました。しかし、平成12年のころから保育に課題を感じはじめ、「保育の見直しは必要だけれど、どのようにすればよいのか分からない」、悶々とした5年間を過ごしていた平成17年10月に藤森平司先生と出会うことができました。先生の講演を拝聴し、「目から鱗が落ちる」貴重な経験をしたのです。
藤森平司先生は「見守る保育」の創始者で、知識は元より数多くの実践を踏まえ、保育・教育を熟慮されておられる著名な教育学者です。当園はそのような藤森先生のご指導をいただき、保育方針・保育方法の大幅な見直しが実現しました。そして現在は、「見守る保育 Fujimori Method」実践園として認定を受け、日々保育に取り組んでおります。
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なぎさ(0歳児)海と陸との橋渡し、大切な命の誕生です
地球上の初めの命は、海の中で生まれ、長い年月をかけて進化を遂げながら、海から陸へとその生息域を広げました。肺呼吸が始まる命の上陸劇です。
お誕生前の赤ちゃんは、お母さんのおなかの中で、温かな羊水に身を任せ、育まれてきました。そして、赤ちゃんの誕生が、肺呼吸がはじまる命の上陸劇です。
大きな試練を乗り越えて、赤ちゃんはこの世にひとつの尊い命を誕生させます。
0歳児クラスは、海と陸との橋渡し、大切な命のお誕生です! -
めばえ(1歳児)個性の芽生えです
大きな試練を乗り越えてこの世に誕生した命は、お父さんお母さんの遺伝子を受け継ぎ、個性を育み始めます。
一人ひとりの赤ちゃんに、自分の中で何かがめばえ、それがその子の個性として現れはじめます。歩行も発達し、行動範囲を広げながら好奇心や遊びへの意欲が培われていきます。どのような個性がめばえてくるのか、期待感が高まります。 -
ふたば(2歳児)めばえた個性が姿を現す、ふたばの様子です
個性が芽生えはじめた赤ちゃんは、行動範囲も広がり探索的な活動が盛んになります。
また、自我が育ち、自己主張も強くなります。同時に自分の周囲にあるものに強い関心を抱き、真似しようとします。模倣の爆発期です。
これは、自分の置かれた環境を五感で感じ、その環境に適応しようとしている姿にも映ります。その姿は初めて地上に姿を現すふたばのようです。
大きな可能性を秘めたふたばの時期は、自我や自己主張が十分に受容される経験を通して、自己有能感が育まれていきます。一人ひとりの大きな可能性を感じます! -
うめ(3歳児)春の到来をいち早く伝えてくれます
春は、一年中で最も穏やかで気候も良く、植物の発育期にあたる季節です。
幼児クラスのこの時期は、人が生きていく上で最も大切な社会性を大きく育んでいきます。
ふたばぐみで、自信をつけてきた子どもたちは、友達同士の関わりが多くなり、時には遊具の取り合いをしたり、一方で困っているお友達を助けたり。そのような経験を通して、ルールを守る心地良さを実感していきます。春の到来を予感させる、ワクワクの時期です。 -
さくら(4歳児)春の象徴です
卒園まであと2年。様々なイメージを広げ、仲間といることの喜びや楽しさをより強く感じ、一方で自分なりに判断する力が生まれてきます。お互いに相手を許したり、異なる考えを認め合ったりと、喧嘩も自分たちで解決しようとします。このような力が育まれてくると、人との関わりがより楽しくなり、飛躍した生活へとつながっていきます。春「飛躍の時」の到来です。
古来から、春を象徴する樹木として桜が選ばれます。その開花は、誰もが待ち続け、そして誰もが目を見張るものです。この時期の子どもたちの成長は、誰もが待ち続け、そして誰もが目を見張るものでしょう。 -
けやき(5歳児)存在を必要とされ、自ら貢献する「共生と貢献」の姿です
卒園まで残すところ1年。これまでの活動や経験を通して、達成感と自信を持つようになった子どもたちは、意欲的に様々なものごとに関わっていくようになります。仲間の中の一人としての自覚や自主と協調の態度を身に付け、社会生活を営む上で、生涯にわたる基礎を育む時期となります。
当法人のシンボル「けやき」は、広く枝を伸ばし暑い夏には葉をつけ、動物たちはその日陰で暑さをしのぎます。夏が過ぎると葉を落とし、その葉は土に還り肥料となります。自然界に身を任せ、他の生き物と共生し、そして自ら貢献します。
けやきのように、その子の存在が他の人から喜ばれ、そして自分の役割を果たすことができる、そのような人間に育って欲しいと願っています。「共生と貢献」に向かって、けやき組の子どもたちの活躍をずっとずっと応援しています。